1. 荷重軸力計算
床の荷重分割されたデータを元に梁(壁梁)のC、 Mo、Qo・キャンテ梁のMo、Qo計算し、 壁梁・壁柱の自重を計算して壁柱の軸力とします。

2. 地震用荷重集計
床の積載荷重を考慮した荷重を用いて前項のデータ を元に各階別に集計します。

3. 壁量
(1) 国土交通省 告示平13第1026
(2) 建設省 告示昭55第1790号五のロ
上記2つの告示に基づき壁量の計算を行います。

4. せん断補強筋比の計算
せん断補強筋比の計算は、耐力壁について検定を行 います。また、壁長さが2m以下の耐力壁について は、縦方向せん断補強筋の必要鉄筋断面積を計算し ます。

5. 部材剛性計算
耐力壁、壁梁の剛性を計算します。

6. 応力計算
長期、積雪荷重については、梁のC、Mo、Qoを用 いてML、MR、MC、QL、QRを求めます。地 震荷重については、平均せん断応力度法により求め ます。

7. 壁梁・壁柱の断面検定
(壁梁の断面検定)
マスターファイルに梁の標準配筋リストを設定して 階別に配置します。配置した配筋リストををもとに 設定した部材ごとの配筋の径と本数による耐力と計 算結果による設計用応力と比較し判定を行います。 また個別に配筋リストを変えることもできます。
(壁柱の断面検定)
マスターファイルに壁柱の壁配筋リストと壁せん断 配筋リストを設定して階別に配置します。配置した 配筋リスト・せん断配筋リストをもとに設定した部 材ごとの配筋の径と本数による耐力と計算結果によ る設計用応力と比較し判定を行います。

8. 保有水平耐力計算
保有水平耐力は、仮想仕事法により求めます。外力 分布は、標準では地震力荷重(Ai分布)に比例し ます。DS値は0.5として算出した必要保有水平耐力 と比較判定します。

9. 準拠する規準
当プログラムでは、「2001年度版 建築物の構造関係技術基準解説書」「壁式鉄筋コンクリート造 設計施工指針1996年版」及び日本建築学会「壁構造関係設計規準集・同解説1997年版」等に準拠し、 壁式鉄筋コンクリート造の計算を行います。


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